【 Topics 】 Facebook始めました 1日で作る!簡易バイオトイレ実習 糞土師 伊沢正名氏 講演会&ワークショップ 捨てられる食べ物と向き合おう 〜 めぐるキッチン 〜

2015年02月24日

伊沢正名氏講演会&ワークショップのご報告

2/21(土)の伊沢正名氏講演会&ワークショップにお越しいただいたみなさま、応援してくださったみなさま、どうもありがとうございました!お陰様で充実した1日となりました。当日の様子をレポートいたします。

会場は茨城県つくば市にある、豊里ゆかりの森。豊かな木々に囲まれ、木の香る建物内で第一部が行われました。

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第一部の開始前から熱弁をふるう伊沢さん!自然界における循環、そこになぜ人は自分の排泄物を直視しないのか、熱く問いかけます。

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参加者のみなさんが揃って、いよいよ講演会のスタート。この現代において、野糞を敢行し続けてきた意味や、数々の面白いエピソードを交えながら、皆を糞土師(ふんどし)ワールドに巻き込んでゆきます。
スライドに移ると、さすがは元キノコ写真家!と納得の、美しいキノコの写真が並びます。

しかし「上から見たキノコは人が上から目線で撮っている」と伊沢さん。同じキノコを上から見下ろしたアングルののち、下から見上げたアングルが映し出されると、その荘厳さに会場から感嘆の声があがりました。“キノコの目線”で撮られたスライドの数々を経て、次第に「分解者としてのキノコ」、「糞はキノコのごちそう」、と理解が進んでいきます。

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「ハエはどうして汚いと思うのですか?
 ウンコにたかるからですか?
 そのウンコを出したのは誰ですか?
 ハエは、真っ先にそれを食べて分解してくれているのでは?」
自然界から命を奪い、お返しをしないのは人間だけだと、伊沢さんは問いかけます。

午前中の講演では1時間半ほどの時間をかけて、菌の姿、そして糞が大地へ還る様子をじっくりと観察していきました。実際の伊沢さんの記録写真を通して、糞がいかに自然の営みの中で「ごちそう」としての役目を果たしているのかを、ありありと、まざまざと実感することができました。

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伊沢さんの言葉は、時に厳しさをみせます。形だけの環境意識や頭でっかちのエコロジーが、環境破壊行為以上に、世の中をおかしくさせているかもしれません。人間自身の糞の始末を疎かにするエコロジーは片手落ちのようなものだ、という力強いメッセージが響きます。

1万3千回以上という野糞の実践を重ねた伊沢さんだからこそ、シンプルで、しかも真に迫った発言として胸を打たれるように感じました。


スライドによる講演の後は、いよいよ実践編。環境や人に配慮した野糞のコツをわかりやすく教えてくれます。植物の葉、穂、雪まで試してきた猛者、その網羅的知識には誰もかないません。まずは室内で、持参してくださった色々な葉っぱや、当日の朝に周囲の林で収集したサンプルを見て、触って、まずは事前知識を身につけます。そしていざ、野外実習へ!

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枯れ葉はボロボロになりやすいと思っていたら実は、湿った枯れ葉なら柔らかい。冬でも緑の葉はあり、意外に尻を拭きやすそう。トゲのある葉も、工夫次第でペーパーの代わりになる。・・・などなど、実際のフィールドでは、さらに実際的な野糞に迫ることができました。

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講演会ではよく「日本中の人が野糞をしたら環境破壊になる」「衛生問題を解決しないと野糞理論は成り立たない」といったことを言われるそうです。
そうした反対意見に対しても、とにかく具体的に、体験を通した生きた理論で、伊沢さんは答えられます。頭で考える環境問題よりも、体で感じる環境問題、そうしたアプローチだからこそ、触れた人の心を揺さぶるのかもしれません。

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野外実習の後は、第一部の感想をみなさんで述べあって、Q&Aタイム。話は尽きることがなく、昼食会場に移動してからもずっと続いていました。

「循環・発酵・菌」をテーマに構成された特製ランチ。伊沢さんに教わった、口先だけの自己満足に終わらせない「いただきます」(自然へのお返しを責任を持って考え、取り組む)を皆で唱和してから食べ始めました。

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出張料理人・ふくだみどりさんも同席して、食べること・出すことひっくるめたトークはランチタイムも加速。参加者一人ひとりの思いが伝わってきました。

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酒粕、キノコ、醤油、パン、紅茶まで、みなさんで発酵・菌づくしのランチを楽しみました。

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プログラムの合間には書籍の販売もあり、こちらも好評でした!

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子どもたちに自然界の一部としてウンコを考えさせてくれる絵本は、小学校や自然体験教室など、環境教育の一環としても人気のようです。

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伊沢氏は、より深く探求するため糞土研究会を主宰されており、その会報も見せてくださいました。全国に百名以上の会員がいらっしゃるとのこと。論理的な分析、専門的・学術的な寄稿なども多く、驚かされます。

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ランチの後は、第二部のワークショップへ。

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話す・聴く・気づきのワークショップ」と連動して開催した第2部では、「自然環境」をテーマに、伊沢さんを含めた参加者が、対等に話し合う場を設けました。午前中とお昼に届けられた伊沢さんのメッセージを受けて、いったい皆さんの中にどんな考えや想いが産まれたかを、ゆっくりと、じっくりと、丁寧に見つめていきました。
伊沢さんも、通常の講演会では先生と受講者という関係性が多いなか、今回は全員が同じ立ち位置で、それぞれの声、心に耳を傾けることができ、普段なかなか得られないような気づきや再発見をもらうことができたと仰っていました。

熱気に包まれた第2部は、予定を30分オーバーし、17時の終了となりました。参加された皆さんの中に、伊沢さんのメッセージ、そしてご自身の気づきが満たされているような、そんな不思議な空気に包まれた会場でした。

講演会、ならびにワークショップにご参加いただいた皆様、また開催にあたりご支援・ご協力くださった関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。ありがとうございました!


つくばで持続可能な社会を考えるプロジェクト「つくサス」は、これからも“持続可能”をテーマに様々な企画を行って参ります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
posted by miya at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆伊沢正名氏 講演会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月16日

2/21(土)の書籍販売と、申込み〆切延長のお知らせ

2/21(土)糞土師 伊沢正名氏 講演会&ワークショップ@豊里ゆかりの森、いよいよ今週末です!当日は、伊沢氏の以下の書籍を販売予定です。



ご希望の方はサインもお願いできるようです。既に伊沢氏の書籍をお持ちの方も、この機会に持参されてはいかがでしょうか。

また、より多くの方にご参加いただけるよう、お申込み〆切を開催日前日まで延ばしました。

※ただしランチについては、〆切日に多くの方がお申込みされるとご対応できない可能性もございますので、お早目のお申込みをお願いいたします。

みなさまのお越しをお待ちしております!

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