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2015年11月15日

捨てられる食べ物と向き合おう 〜 めぐるキッチン 〜

今回は「食糧の廃棄」がテーマです。

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スーパーマーケットで大量に積み上げられた生鮮野菜に鮮魚、食肉、加工食品・・・。賞味期限中に売れなかった食品は、いったいどうなるのでしょう?一部はお惣菜コーナーで生まれ変わる場合もあるでしょう。しかしその多くは廃棄される運命にあります。そう考えると、お店で賑やかしく積み上げた商品の数々に、罪悪感すら感じます。

そこでつくサスは、新しい活動を始めます。興味を持っていただけましたら、お気軽にご参加ください。

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『 めぐるキッチン −捨てられる食べ物と向き合おう− 』

日時
 2015年12月4日(金)9時半〜14時 <参加者募集中>

場所
 雑草屋(つくば市栗原)
 ※お申込み後に詳細の住所などをご連絡差し上げます

参加費
 無料

内容
 今回の試みに賛同していただいたつくば市内のスーパー・小売店などから
 廃棄食材を回収し、集まった食材で料理を作って楽しみます。
 食後はフリートークで自由に語り合いましょう。

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スケジュール
  9:30〜10:30 廃棄食品の回収
 10:30〜12:00 調理
 12:00〜13:00 食事
 13:00〜14:00 フリートーク

お申込み
 つくサス事務局 小松都
  tsuku.sus★gmail.com(★を半角@マークに変えて送信)
 氏名、住所、参加人数をお知らせください。

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FAO(国際連合食糧農業機関)の統計によると、人間の食用に生産される食品の3分の1が、浪費または廃棄されているとか。先進国では、まだ食べられる食料が年間3億トンも捨てられており、非効率的な消費習慣や過度に見かけを重視する品質基準、買い過ぎなどがその原因にあげられています(※1)

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日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の2割にあたる約1800万トン。このうち、売れ残りや期限切れの食品、食べ残しなど、本来食べられたはずの、いわゆる「食品ロス」は500万トン〜800万トンとされています。これは、我が国におけるコメの年間収穫量に匹敵し、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(平成23年で年間約390万トン)を大きく上回る量です(※2)

日本人1人当たり換算では、おにぎり約1〜2個分の食糧を毎日捨てている計算になります。そう考えると、日本で生産されるお米と同じ量の食糧をせっせと捨てているという、とても奇妙な現実が浮き彫りになってきます。

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2015年5月21日、フランス議会は、大手スーパーマーケットに対し売れ残った食品の廃棄処分を事実上禁止する法案を全会一致で可決しました。大規模スーパーには、売れ残った食料品を慈善団体に寄付する義務が、また、人の食用に適さなくなった売れ残り食品についても家畜の餌や堆肥として転用する義務が課せられることになったのです(※3)

食料の無駄や廃棄を削減し、持続可能な消費を実現することは、世界の飢餓や、水産資源の乱獲・森林破壊など環境圧力の緩和にもつながります。今後の各国政府の動きが注目されます。

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そんな中、“フリーガン”が話題になっています。フリーガンは、菜食主義を指す「ビーガン」と、「フリー(無料、自由)」を掛け合わせて作られた造語だそうです。大量生産、大量消費、大量廃棄に反対するフリーガンの人々は、消費行動を避け、ゴミとして廃棄される食品などを集めて日々の食をまかなうことを通じて、消費社会に静かなメッセージを発して暮らしています(※4)

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捨てられる食糧を無料で人々に分け与える仕組み作りは少しずつ世界各地で起こりはじめ、フードバンク、フードシェアリングなど、様々な活動となって地域に根差しつつあります。例えばベルリンのとあるフリーガンの夫妻は、その活動を展開した結果、支援するスーパー数十か所に期限切れの食糧を無料で持ち帰れるボックスが設置されたそうです(※5)

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しかしながら、潔癖の傾向にある日本人が、フリーガンとなってスーパーやレストランのゴミ箱を漁るというムーブメントはまず起きえないでしょう。食中毒事件から生まれた過剰なまでの殺菌・抗菌ブームは、メディアや企業の操作を強く感じますが、それが国民にマッチしているのは事実です。日本の商習慣である「3分の1ルール」もこれらと相互に作用し、とめどない食品廃棄へとつながっています。

「3分の1ルール」とは、製造から賞味期限までの期間を3分割して、納品期限と販売期限を設けるというもの。賞味期限3年の缶詰は、製造後1年以内に納品できなければ廃棄され、納品後は賞味期限の1年前までに売れなければ廃棄される、といえば分かりやすいでしょうか(※6)


つくサスでは、小売業や食品店の方々と顔の見える関係を築き、廃棄される前に取り置きしてくださるつくば市内の協力店を探します。当日はみなさんと一緒に回収に赴き、食の現場を体感しようと思います。
みなさんのご参加をお待ちしております。



※1 国連環境計画 (UNEP)、FAOとパートナー機関は、食料ロスのキャンペーン「Think.Eat.Saveキャンペーン」を開始 -FAO日本事務所
※2 もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう -政府広報オンライン
※3 仏、大手スーパーに食品廃棄を禁止 寄付か転用義務付ける -AFPBB News
※4 拾ったものを食べて食費はゼロ!「フリーガン(Freegan)」の実態 -Media Sabor
※5 廃棄される食べ物で生活するドイツ人の家族 -note
※6 連載インタビュー 日本の食の未来 第2回 食品ロスを助長する根深い日本の食品消費文化 -NATIONAL GEOGRAPHIC
posted by miya at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ・めぐるキッチン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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